環境

『Hibakusha』の二―メイヤー監督が来日

Tuesday, May 22, 2012

東京―(パンオリエントニュース)

ドイツ人映画監督のラルフ・T・二―メイヤー氏が22日、都内の外国特派員記者クラブでドキュメンタリー映画『Hibakusha~原子力資本主義の転換~広島から福島へ』の試写会と記者会見を行った。

映画は、福島第一原発30キロ圏内や敦賀原発などの取材や、広島の被爆者へのインタビューなどの映像で構成されている。監督がもっともショックを受けたのは、人ひとり住んでいない町の様子だったという。

日本が原爆の被爆国でありながら54基もの原発を導入した経緯として、アメリカの意図があったという研究者が告発する場面もあった。

試写会後行われた記者会見で二―メイヤー監督は、「チェルノブイリや福島のことが忘れられたら、世論は変わり、政府の政策も原発再稼働へと変化するかもしれません。そうならないように伝え続けることが大切なのです」と力強く語った。

またこの映画に出演し、あらゆる核の使用に反対する活動家の増山麗奈氏も記者会見に参加した。

パンオリエントニュース



© PanOrient News All Rights Reserved.




環境