文化

駐日大使たちが見た『日本』の写真展 今年も開催

Thursday, April 24, 2014

パンオリエントニュース

東京 -『にっぽん - 大使たちの視線』写真展の2014年度開催を振興する昼食会が、23日、都内のサウジアラビア大使館で開かれた。この写真展は、各国の駐日外交官がとらえた日本の姿を写真を通じて表現するという試みから始まった。1998年に初めて開催され、今年で17年目を迎える。

駐日外交官が撮った写真の展示会開催は元々、写真展実行委員会の名誉総裁を務める高円宮妃久子殿下の夫である故・高円宮憲仁殿下が写真好きで、同様に写真愛好家であった当時のルクセンブルグ駐日大使と話をしたのがきっかけだという。写真久子殿下は、参列者の前で演説し、「駐日の外国の外交官は、多くの一般の日本人にとっては遠い存在。外交官がとらえた日本の写真を通して、私達日本人が見て来た『日本』とはまた違う『日本』が見えてくる。私達にとって当たり前のことが、当たり前ではないことがわかると同時に、遠い存在である外国大使の存在がより身近に捉えられる機会。国際理解の促進にもつながる」と、より多くの大使たちが今年の写真展に参加するよう促した。

実行委員長の駐日サウジアラビア大使・アブドルアジーズ・トルキスターニ氏は、パンオリエントニュースの取材に対し、「日本には美しい自然、豊かな文化があり、この写真展は私達に日本がどのように映っているかを表現する貴重な機会。今年のテーマは『Cool Japan』。今年もより多くの駐日大使達の様々な角度から見た『日本』の作品が集まることを楽しみにしている」と述べた。

昼食会には選考委員長の町村信孝・衆議院議員、そして50人を越える各国駐日大使が参列し大盛況に終わった。(東京 - 柴田真也子)


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