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エジプト人歌手にISISの殺害予告

Friday, November 21, 2014

パンオリエントニュース

カイロ- 自分をISIS (Islamic State of Iraq and Syria)の「首長(エミール)」と名乗るアボ・バークル・アルバグダディは、エジプトで最も象徴的な人気歌手に対して暗殺指示を出した、と報じられている。理由はこの歌手シャーバン・アブデル・ラーヒム氏がISISのリーダーを「殺人王子」と形容した歌を出したこととある。

この歌の中でシャーバン・アブデル・ラーヒム氏は、ISISを地域的及び国際的なスパイ組織の手下、そして、イスラムの価値観や教えとはまったく関係のない犯罪者、血に飢えた悪党どもの集まりであると嘲笑し、糾弾している。

歌手のシャーバン・アブデル・ラーヒム氏は、アラビア語で「シャアビ」と呼ばれる政治的な人気ソングの生みの親で、アラブ世界での彼の代表曲は「I hate Israel (イスラエルなんか大嫌い)」である。

ISISはいくつかのソーシャルメディアで、暗殺指示はひとつではない、とラーヒム氏を攻撃している。

これに応えてラーヒム氏は地元カイロのメディアに「私が唯一怖れるのは神のみでありDaesh(アラビア語でのISISの略称)ではない。そして私は自分の良心に従ってこの曲を作ったのだ」と述べている。

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