外交

「モロッコの教授、「買収された」国連の潘基文事務総長を非難」

Monday, March 14, 2016

パンオリエントニュース 

ラバト-モロッコの大学教授が、賄賂を受け取ったとして潘基文国連事務総長を非難している。この教授によると、潘事務総長が現在モロッコ領となっている西サハラ問題でアルジェリアを支持する見返りにアルジェリア国内の韓国企業のコンサルティングの仕事をオファーされたというもの。

アラブタイムズによると、パリにある国際戦略研究所所長、ムスタファ・アジズ氏は公開書簡で、潘事務総長に対し、どのような意図で西サハラを「モロッコに占領されている」と表現したのかを質問。西サハラを巡っては、砂漠に独立国を建設すべきという主張をするアルジェリアが同じく「モロッコに占領されている」との表現を使っている。

アジズ氏は潘事務総長の発言の背景にある「約束」についても言及。事務総長がアルジェリアのタンドゥーフにある、アルジェリア政府に支援されるポリサリオ民兵団の野営地を訪れたのは、国連引退後に約束されたアルジェリア国内の韓国企業での仕事を得るためではないかと述べている。このモロッコ人教授は韓国内の複数の情報筋の話として、この訪問の最中アルジェリアの韓国企業は潘事務総長にコンサルティングの仕事を確約していたとしている。

アジズ教授は、国の統一性に関わる潘事務総長のこのような「危険な態度」につき、モロッコの人々が彼の責任を問うていると警告した。

また彼は、潘事務総長の国連事務総長としての能力についても厳しい評価をし、彼がその職について以来アラブ世界で起きている諸問題につき責任追及の姿勢を見せた。彼は、アラブ地域の一部は崩壊し、戦争が起こり、難民は1千万を超え、リビア、シリアなどからイエメン、イラク、レバノンその他に地域に至るまで中東地域の混乱に対し潘事務総長は何のリーダーシップも発揮せず事態は一向に改善しないとしている。

モロッコは、鉱物資源が豊富な西サハラを自国の南部の「州」と位置づけており、潘事務総長が今月南アルジェリアのシャフラウィ難民キャンプを訪れた後に「占領」という言葉を使ったことにつき不快感を表明している。

東京の観測筋もこのニュースに反応を示し、自らをモラルの鏡とする国連もかなり上のレベルまで腐敗しているようだ、とした。

パンオリエントニュース



© PanOrient News All Rights Reserved.




外交