文化

平和と友好のイラン映画際

Monday, August 11, 2014

パンオリエントニュース

東京 - 映画はその国の国民の願いや想いを伝えることができる芸術です。
イラン映画は近年目覚しい発展を遂げ、世界から高い評価を得ています。
文化的・歴史的共通点が多いイランと日本の友好を深めるという願いのもと、この度イラン映画界を代表する監督や俳優、またイラン・イラク戦争の被害者の来日に合わせ、イラン・イスラム共和国大使館はイラン映画祭を2014年8月8日(金)、9日(土)の2日間にわたって東京に於いて主催しました。

1日目にはオープニングセレモニーの後、過酷な戦場に志願兵として赴いた息子を待ち続ける母親を描いたナルゲス・アービヤール監督の『塹壕(ざんごう)143』(Track 143)というノンフィクション映画が上映され、その後アービヤール監督との質疑応答セッションを挟みながら、ロシア人の少年との友情をはぐくみながら刻々と変化する状況のなか、翻弄されていくイラン南部の原子力発電所の近くの村に住む少年の物語を描いたエッサン・アブディープール監督の『独りぼっち』(All Alone)、何人ものイラク人捕虜の移送を任された志願兵の少年の様々な問題を描いた『夜行バス』など計3本の映画が上映されました。

2日目の上映作は、マジヤール・ミーリー監督の『報われた沈黙』(The Consequence of Silence)、モスタファ・ラザーグキャリーミ監督の『季節の記憶』の2作で、合間にはイラク人俳優パルヴィーズ・パラストゥーイーさんとの質疑応答の時間もありました。

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