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アラブ世界の2015年―予測は悲観的

Tuesday, January 6, 2015

パンオリエントニュース

カイロ- アラブの占い師の多くは、アラブ世界の2015年は増大した暴力、武力闘争、内部的な軋轢による脅威に満ちるであろうと悲観的な予言をした。

モロッコの有名な占い師、アブドゥルアゼズ・ハタッビは、アラブ世界では独裁と圧政により飢饉が蔓延し、世界においてはロシアのウクライナ侵攻から第三次世界大戦が起こるだろうと述べた。そして更に、米国を主とした国際的な連合の軍事努力が所謂「イスラム国」武装集団壊滅の目的を達成することはできず、更なる死と破壊を招くだけと占った。

ハタッビはまた、トルコのラジャブ・タイェブ・アルドガン政権とシリアのバッシャール・アルアサド政権の崩壊を予言したが、シリアは長引く衝突危機の中、更なる犠牲者と内部軋轢に苦しむだろうと述べた。

彼の占い結果のリストの中で明るい話題は、モロッコとアルジェリアが関係改善を図り、地域に繁栄がもたらせるだろうというものだ。

一方レバノンの占い師、レイラ・アブドゥル・ラティーフはテロがアラブ世界のみならずヨーロッパとアフリカにも派生していくとし、一番の危機は化学兵器の使用によってもたらされるとした。レイラはまた、米国内で厳しい監視の網をくぐって破壊行為や報復行為が新しい手段で散発すると予言した。

別の占い師、レバノンのマイク・ファガ-リも、宗教的原理主義がパレスチナを始めとして世界中を席巻するとし、これはイスラエルの安全保障にも脅威となるであろうと予言した。「政治的・経済的な不正行為が数多く行われ、ギリシャやスペインなどといった国で企業の倒産が相次ぐであろう。2015年はまた、新しい通貨が作られ、ドルやユーロを凌ぐと見られる」とファガーリは述べ、湾岸諸国でも紛争が起こり地域の不安定化や衝突に発展すると予言している。

Photo: From right to left, Feghali, Leyla, and Khattabi

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