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外務省がリビアでのテロ事件を非難する談話発表

Saturday, January 9, 2016

パンオリエントニュース

(東京 )- 外務省は、8日、前日に発生したリビアでのテロ事件を非難する談話を発表した。

現地時間の7日正午過ぎ、リビア西部・ズリテン市内の警察官訓練施設に爆弾を積んだトラックが進入し、爆発。トリポリ政府・健康省の緊急声明によると、少なくとも47名が死亡、100名以上が負傷したという。一部の報道では死者は65名以上、負傷者は数十名ともされており、情報は依然として錯綜している。

これを受けて、外務省は強い衝撃と憤りを覚えるとし、『テロは,いかなる理由によっても正当化できず,日本はこのようなテロ行為を断固として非難します。日本は,リビアの人々に対し連帯の意を表します』とした。また、『国連の支援によって進められているリビアにおける全政治勢力が結集する形での努力が,統一政府樹立に結びつき,リビアが早期に安定することを期待します』と続けた。

このテロ事件に関し、現在犯行声明は出されていない。

リビア国内では2014年9月以降、西部のトリポリを拠点とするイスラム派勢力と東部のトブルクを拠点とする世俗派勢力各々の代表議会の政治勢力が対立している。国連主導で統一政府樹立に向けた仲介プロセスが進展中であり、2015年12月17日に政治合意が実現したばかりであった。

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