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クウェート建国記念レセプション 震災5周年で復興支援に感謝の意

Tuesday, February 23, 2016

パンオリエントニュース

(東京) - クウェート建国記念55周年及び解放25周年記念祝賀レセプションが、22日、都内のホテルにて開催された。著名な政治家、企業人、外交官など数百人が訪れた。

2011年3月に東日本大震災が発生以降、クウェートは多様な分野で復興支援を展開。発生から5年を迎える今年、日本側からの出席者からはクウェートに多くの感謝が寄せられた。

外務省を代表して挨拶を行った山田美樹・大臣政務官は、支援に感謝を伝えると共に、「昨年7月には東北の皆様から広く愛される「アクアマリンふくしま」で新たな屋外展示施設「わくわく里山・縄文の里」がオープンしました。また、クウェートから頂いた寛大なご支援を原資として、本年2月には宮城県で「クウェート国医学生修学基金」が設立されたとの報道に接しました。これに限らず、いただいたご支援が、被災地復興の未来に明るい光を照らしていることは、両国関係における友情の証として長く語り継がれるものと確信しております」と述べ、今後も二国間の相互理解・協力を一層深めていくよう尽力していくと意気込みを見せた。

また、内堀雅雄・福島県知事も参列。「クウェートは震災発生直後からずっと復興支援を行ってくださいました。アル・オタイビ大使の『福島は真の友人』というお言葉、度重なる福島県への訪問に強く励まされております。福島県民を代表し、ここに心よりの感謝を申し上げます」と感謝の意を伝えた。

駐日クウェート大使アブドルラフマーン・アルオタイビ大使は、「もうすぐ東日本大震災が発生して5年を迎えます。ここに犠牲となった人々に今一度哀悼の意を捧げると共に、残された家族の方々に明るい未来があるよう心より祈っております」と述べ、「被災した県、日本政府は復興のためにこれまで重ねてきた多大な努力に感嘆しております。この努力にクウェートは今後も力になっていくこと、両国間とその人々の関係を一層強化なものにしていきたいと思っております」と、被災地にエールを送った。

レセプションではクウェートの最新の状況を伝える映像を披露。新しく立てられた建物の様子などが伝えられた。また、同国の伝統料理が振る舞われ、参列者をもてなした。

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