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クウェートの政府系ファンド、中国を投資先に

Tuesday, October 18, 2011

クウェート- (パンオリエントニュース)

湾岸諸国のであるクウェート投資庁(KIA)は世界第二位の経済大国である中国に事務所を構え、投資を加速させている。

「中国は大きな潜在的可能性を秘めており、それはKIAが中国の着実な経済性成長を支えることができるという機会があるこということだ。」と、KIAが新しく設立した中国支部の支部長が日曜日にクエート通信社の取材に対し語った。

クウェートは世界第6位の産油国であり、世界的にも最も裕福な国の1つである。そして、KIAの運用資産は2900億円にも上る。

また、KIAはシティーグループやダイムスラーなどの株をもち、また中国農業銀行の新規発行株式公募の最大の投資家でもあった。

湾岸諸国のファンドは従来ヨーロッパ向けの投資が盛んであったが、今ではアジア諸国への投資へシフトしつつある。

しかし、「アジアへの投資には強い法規制や地域ファンド(特に中国)の成長という障壁も見受けられ、不透明な面も多い」と専門家は指摘する。

KIAは上海株式市場において出来るだけ早い時期で投資業務許可が下りることを望んでいる。

中国に対するクウェートの原油輸出額及び採掘権売却額は、2004年には40億ドルであったのが、今や100億円規模まで膨れ上がった。

クウェート政府が設立したクウェート国営石油はシノペック(中国石化国際事業有限公司)と共同で中国南部に製油所と石油化学プラントを作ることで合意している。可能性を大いに秘めた中国最大のこの海外投資事業は親会社であるシノペックグループが半分の権益を持っている。

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