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モロッコ伝統のアルガンオイルを使用した商品 The Body Shopが展開

Wednesday, July 16, 2014

東京 - モロッコでのみ自生するアルガンの樹から採れるアルガンオイルを使用した商品を、世界的に化粧品ビジネスを展開するイギリスの化粧品会社The Body Shopが開発。その新製品発表会を、16日、都内にて行った。

アルガンオイルはアルガンの木の実から採れるもので、モロッコ南西部はアトラス山脈の山麓奥深くに世界で唯一の自生地がある。現地人であるベルベル人から何百年もの間、スキン・ヘアケア、食用品として愛用されてきた。

このアルガンオイルを使用した商品の販売を記念して、駐日モロッコ王国大使のサミール・アルール氏が挨拶し、「モロッコは豊かな歴史と自然に恵まれた国。そしてこのアルガンオイルはベルベル人が何世紀にも渡って美容・食用に欠かせないものとして使われてきました。最近では、組織的に運営される女性コミュニティにとって非常に有益な収入源になり、女性の社会的・経済的参画を促進してきました」と、モロッコにおけるアルガンオイルの地位を説明。日本でアルガンオイルを使用した製品が販売されることに喜びを見せた。

また、The Body Shop Japan(株式会社イオンフォレスト)代表取締役社長の福本剛史氏は、アルガンオイル製品をモロッコの『タルガニン協同組合』というモロッコ人女性の経済的・社会的自立を目指した組織とフェア・トレード契約を結んで生産されていることに触れ、現地での社会的貢献を視野に入れたビジネスモデルであることを説明した。アルール大使も、「コミュイティ・フェアトレード(The Body Shopが独自に展開するフェアトレードプログラム)は、現地の労働者にとってすばらしいビジネス体系であり、持続可能な価値の共有を市場にもたらす」と、モロッコでBody Shopのフェアトレードビジネスが展開されることを歓迎した。

アルガンオイルを使用した『アルガンオイル バス&ボディケアシリーズ』製品は10月3日から日本で販売される。(東京 - 柴田真也子)

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