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サウジアラビアのキングダムタワー、数週間後に建設開始

Friday, November 18, 2011

リヤド‐(パンオリエントニュース)

完成すれば高さ1,000 メートルを超え世界一高いビルとなるキングダムタワーの建設工事が数週間以内に開始されると、このプロジェクトを請け負う建築会社がこのたび発表した。

サウジの億万長者アルワリード王子によってバックアップされているこの12億ドルの超高層ビルは、同国の待望の的であり、5年間で3つの段階を経て建設される予定。

最初の段階として、紅海に臨むジェッダの北部で施工式が行われる。

このビルのデザイナーであるシカゴベースのエイドリアン・スミス+ゴードンギルアーキテクチャのスポークスマンは「キングダムタワーの建設は一月には開始する予定です」と話す。設立パートナーエイドリアン・スミスは、現在世界一高いドバイの全長828メートルのブルジュハリファをも手掛けた建築家である。

スミス氏は8月、キングダムタワーに関して「ドバイのブルジュハリファのデザインを手掛けた際の最大の教訓、つまり階段状あるいは尖塔状のタワーのデザインに関する教訓をキングダムタワー建設に生かしたい」と語っている。

「全長1km級のタワーを建てるのには風の力が重要なポイントです。風が建物の周りに移動すると、そこから左右にビルを揺らす小さな竜巻や渦が発生します。それを軽減する方法の一つは、タワーを階段状にするか傾斜をつけることです。しかし、傾斜をつけるとなると少し高価になります。」と同氏は解説する。

ドバイショック以降建設コストが減少傾向にある中で、建設費15億ドルのブルジュハリファよりはるかに少ないと予想されるこの高層ビルの建設費用。出資するアルワリード王子の投資会社は、銀行による融資、現金現金資産及びブルジュハリファの収益を組み合わせて出資する計画を明らかにした。

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