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サウジの女性、漁で家族を養う

Monday, November 28, 2011

リヤド‐(パンオリエントニュース)

5人の子供を持つファティーマ・アブカー夫人は毎日、夕暮れ時に家を出て網を担ぎ海に向かう。その収獲が小さな家庭を支えだ。

夫の死後、生活は困窮し、子供を養うためにファティーマ夫人は漁を始めた。近所の人たちの助けも借りながら、なんとか生計を立てている。

ファティーマ夫人の家はサウジアラビアのジザンと海を挟んで位置するファラサン諸島にある。

夫人は「アル・ワタン」紙に「毎日夕暮れに、いとこや近所の人たちと海へ行くの。私達は魚を獲って家へ帰り、洗って塩を塗してから、そのまま数日間裏庭にロープに吊るして干すのよ。干物が完成したら、それを売ってしまうの」と話す。

だが、夫人はその仕事は本来この島の女性がやる仕事ではないと話す。この島の多くの女性は漁業や漁業網作りに勤しむ夫を支えることが本来の仕事だと。

それでも夫人は満足気に続ける。

「たくさん練習して、漁のことはなんでも出来るようになったの。釣れる時間帯も知っているし、網の修理方法も知っているのよ。毎回漁する時は気持ちいいし、充実している。自分は家族を養う事が出来てるんだって思うとね」

この島に暮らすほとんどの人は自分たちで建てた木の小屋に住む。



写真はファティーマ夫人の漁風景


パンオリエントニュース



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