環境

4号機の耐震性、「震度6強まで」と中塚副大臣

Monday, May 21, 2012

東京―(パンオリエントニュース)

中塚一宏内閣府副大臣兼復興副大臣は21日、都内の外国人特派員記者クラブで記者会見をし、4月23日に行った福島第一原発4号機原子炉建屋内の視察で「耐震補強がなされており、原子炉は傾いていないことを確認できた」と述べた。

昨年3月の地震当時、4号機は点検中であったため原子炉内には燃料がなかったが、その核燃料プールには1535本の使用済み燃料棒と204本の未使用燃料棒が依然としてある。この燃料プールはその耐震性に問題があると指摘されており、地震などで倒壊した場合には東日本全体が全滅すると警鐘を鳴らす専門家もいる。その一人、アーニー・ガンダーセン氏は首都圏にまで放射能が飛散し、4000万人の避難が余儀なくされる事態にもなると警告している。燃料プールから燃料棒を取り出す作業は、「2013年の終わりごろから、2年かけて行う」と発表されたが、どのような事態が想定されてこうした対策が取られるのかについては、繰り返し記者から質問が出たにも関わらず明らかにされなかった。

4号機の具体的な強度について質問が出ると、「私は見てきたことを伝えるために来ました。地震や耐震の専門家ではありません。東電や経産省から震度6強まで耐えられると聞いている」と返答した。また「使用済み核燃料プールに水がないという懸念や地震で原子炉が傾いているのではないかという懸念」については、「実際に見てきたので(心配ない)」とする一方で、その循環冷却システムについては「他の原発とは明らかに異なる状況。注意深く見ていく必要がある」とした。震度6強以上の地震が起きたときはどうなるのかという質問については、直接的な回答はなかったが「安全性を向上していく」と述べた。

「私は東電や政府にも言っているのですが、「安全」だから「大丈夫」という考えが今回の事故や事故後に影響したと考えている。「安全」というのは、リスクコミュニケーションの問題。この程度のリスクについては「安全だ」という説明をすべき」だと語った。


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