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外資系企業、公式価格の10倍でメッカのホテルをリース

Tuesday, August 21, 2012

ドバイ―(パンオリエントニュース)

旅行会社の投資家たちが、ラマダン月の最後の10日間におけるメッカのホテル料金の値上げに抗議した。カーバ神殿を一望できる部屋のレートは、一泊2万サウジアラビア・リヤル(約5300ドル)に急騰している。

地元アラブメディアによると、こうした部屋は大抵、外資系の企業にリースされているのだという。企業はメッカやメディナのホテルと季節ごとに契約を結んでおり、正規の価格の10倍という法外のレートで転貸している。

リヤドの観光通産委員会委員長のワリード・スバイエは、アル・リヤド紙のインタビューに対し、当局による規制が不在であることがメッカへの巡礼者や訪問者への負担を増加させていると話した。さらに、外資系企業はいくつかのホテルでラマダンの最後の10日間、シングルパッケージとして部屋をリースしている。こうして巡礼者はメッカで宿泊できないという目にあっているのだ。

またサウジアラビアのレイトチェックアウトの時間が4時であるのに対し、巡礼者たちは正午12時にチェックアウトするよう求められている。

スバイエ委員長はこうした法外な価格がサウジアラビアの観光産業に悪影響を及し、国の巡礼者への支援と矛盾していると付け加えた。

彼はこうした外資系企業が違法な形で運営し、莫大な利益を生み、王国の寛容さを搾取し、価格を支配し、そうして観光客や地元の産業を害していると言及した。


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