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サウジは中東で最もお金持ちが多い国

Saturday, November 12, 2011

東京‐(パンオリエントニュース)

リサーチコンサルティング会社ウェルス-X(Wealth-X)がこの程発表した報告書によると、サウジアラビアには中東で最も多い約1225人の UHNW (超富裕層)がおり総額約2270億ドルの現金資産を保有しているという。この数字は、中東全体のUHNWの資産総額が約7050億ドルである事を踏まえれば、大きな割合を占めているといえる。

その他中東でUHNWの資産総額が多いのは順に、UAE(アラブ首長国連邦)‐約1160億ドル(約1225人合計)、クウェート‐約1220億ドル(約720人合計)、イスラエル‐約680億ドル(約315人合計)、カタール‐約450億ドル(約720人合計)、シリア‐約230億ドル(約225人合計)、イラク‐約130億ドル(約150人合計)となっている。

このうち豊富な石油の恩恵を受けるカタールは今後10年間の資産総額及び富裕層数の増加率が中東地域最大といわれており、「より多くの道路、空港、スタジアム、ホテルが建設されるにつれ、カタール企業がより利益をあげ、既存の億万長者の懐をもさらに潤い、新たなUHNWも生まれる」と報告書は指摘する。

その一方で、おなじ湾岸諸国でも今年の初めにアラブ世界を席巻した民主化革命の傷跡が深く残るバーレーンでは、湾岸諸国のうち唯一、中東で最も資産の多い国の上位8カ国ではなくなり、8位にはオマーン(UHNW資産総額約180億ドル、約140人合計)が入っている。

ちなみにアジアに目を向けると、UHNWの資産総額順に日本‐約2兆1500億ドル(約13000人合計)、中国‐約1兆6500億ドル(約11475人合計)、インド‐約9450億ドル(約8200人合計)、香港‐約500億ドル(約3200人合計)、韓国‐約2750億ドル(約1400人合計)となっており、昨年GDP(国内総生産)で中国に抜かれた日本だが、UHNWの資産総額、資産家数では上回っている。

世界経済が不確実性を増す中であっても、UHNWの出費や彼らの生活ぶりには大きく影響は見られないとの興味深い報告もある。

またこの報告書では、現在UHNWは中東には約4490人、北米には約62960人、ヨーロッパには約54325人、アジアには約42525人いるとされ、このうち成長が著しいアジアのUHNW の数は2024年にはヨーロッパを、2032年には北米を抜くと試算されている。

増山 舜

パンオリエントニュース



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